ORIHIME’s diary

利用していたブログサービスが閉鎖となり、旧記事とともに引っ越してきました。テーマは「好奇心、感動、そして感謝」です。

世界あれこれランキング(2)

🔻前記事「世界あれこれランキング」の消費税の欄、世界一税率が高いハンガリーについてブロガーさんから質問をいただき、追記しました。

 

🟫汚職が少ない/多い国ランキング

EU加入条件の一つとして政治の清潔度を求められたウクライナのゼレンスキー大統領が汚職の摘発を行っていますが、その数の多さに驚いています。ソ連が崩壊した後の東ヨーロッパでは汚職が蔓延していたと聞いたことがありますが、状況は変わっていないようですね。3年前、日本に半年間滞在したルーマニアの音楽家が、自国では賄賂なしには動かない役人が多く、クリーンな日本が羨ましいと嘆いていました。アジアではシンガポールが清潔感ナンバーワンです。世界汚職度マップを見ると汚職度が高い国の方が圧倒的に多くて残念です。

 

 

🟦警察官の数が少ない国ランキング

警察官が少ない国は犯罪率も低い相関関係にあるようです。北欧諸国は政治体制もクリーンで治安がよく、社会的な男女の差別がほとんどないと言われています。かつてアジアの拠点を東京に置いていた欧米の企業の多くが拠点をシンガポールに移しました。有利な税制によるものと思っていましたが、政治の透明度の高さと治安の良さもあってのことだったのかもしれません。

 

 

🟧再生可能エネルギー原子力による発電率が高い国ランキング

SDG'sとパリ協定で脱炭素を目指す現代社会では再生可能エネルギーによる発電が期待されています。カナダは豊富な水を使った水力発電が69%を占め、再生可能エネルギー使用率が世界一です。また石油、天然ガスなどの資源にも恵まれ、豊富な発電量を維持しており、電力をアメリカに輸出しています。再生可能エネルギーはまだコストがかかるため、資源が豊富なカナダやアメリカに比べ、ヨーロッパや日本は電気料金が高い傾向にあります。

 

🔸(番外) 日本の発電方法の割合

2021年の日本の発電では、温室効果ガスを排出する化石燃料が73%を占めています。日本の今後は、家庭にも導入されている太陽光の促進のほか、洋上風力、水素、アンモニア・エネルギーのさらなる研究開発が期待されています。

出典: 特定非営利活動法人isep 環境エネルギー政策研究所

 

 

🟩識字率が高い/低い国ランキング

幕末の日本、アメリカの初代公使タウンゼント・ハリスは、赤ん坊を背負った子守の少女が本を読んでいるのを見て仰天し、日本はあなどれないと本国に報告したといわれています。当時、労働者階級の小さな子どもが字を読み文章を理解することは欧米でも珍しかったと思います。私は日本の識字率は世界一と思っていたので、この結果は驚きでした。データはユニセフの「世界子ども白書2019」に基づきCIAがまとめたものです。ユニセフは日本の識字率の調査をしていませんが、小学校への就学率を参考にしました。日本には小学校に行っていない子どもが少なからずいるのです。その子達が字を読めないとは断定できないのですが非識字者とみなされ、日本の識字率が算定されたそうです。

 

 

🟪世界主要40都市・公共図書館の多い都市

識字率とは相関しなかったですね(^^;;

 

 

🟨世界主要39都市・美術館/博物館が多い都市

いずれも大都市ですが、人口比でみると、ヨーロッパの小都市がランクインするのではないかと思います。

 

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バレンタインデイのプレゼント

メゾンカイザーのチョコレートパン。トレンドに敏感で可愛い素敵なものを見つけるのが得意な友人からのプレゼントです。バケットに近い歯応えで食べ応えがあり、チョコレートが美味しいです(^^)

 

世界あれこれランキング

 

🟪消費税が高い国ランキング

消費税が高い国は教育と福祉が充実しているようです。ハンガリーは食費、医療品など生活必需品は税率5%で、診療費と学費は無料だそうです。フィンランドでは教育が無料でほとんどの大学も無料とか。スウェーデンでは子どもの医療費が無料だそうです。

 

🟥報道の自由度が高い/低い国ランキング

日本は前年度の67位からさらに順位を落としました。先進国の最下位です。国境なき記者団が「多様性」「メディアの独立性」「メディア環境と自己検閲」「報道に関する立法の枠組み」「透明性」などを評価する報道の自由度ランキング。かつて民主党鳩山内閣の時、11位に跳ね上がりましたが自民党に政権が戻った途端に転落しました。何故日本の順位は低いのでしょうか。要因の一つが政府や経済団体の記者会見に大手メディアで固めた記者クラブのメンバー以外は参加できず、外国やフリーランスのジャーナリストを締め出す日本の報道組織の排他性、そしてもう一つは広告スポンサーの大企業に都合の悪い事実は報道しない自己検閲です。これについては私が昨年10月に掲載した「それは素朴な疑問から始まりました」の記事で触れています。最大の問題は日本の報道の自由度が独裁国家のそれに近いことを知らない国民が多いことです。日本のメディアは虚偽の報道はしないと信じていますが、国民が知るべき事実を報道しないことがあるのです。

 

🟦水道水が安全で美味しい国ランキング

水道水が安全な国が少ないですね。海外旅行をするときは気をつけましょう。私は、水道水が安全ではない国では、歯磨き時のうがいに沸騰させて冷ました水を使っています。日本では安全できれいな水をふんだんに使えて幸せです(^^)

 

🟧先進国の食料自給率ランキング

1965年には70%あった日本の自給率は、安い外国産におされ、洋風の食事の需要が増えるにつれて国内の生産が減少して輸入に頼るようになりました。穀物の国内生産は13%で、87%は輸入だそうです。農水省は2030年までに自給率を45%まであげる目標を立てています。そのためには、旬の食材を積極的に取り入れ、地元で生産された作物を応援し、ご飯を中心に野菜たっぷりの食事をしてほしいそうです。協力しましょう(^^)

 

🟨平均身長が高い国ランキング

国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture Organization of the United Nations;FAO)のデータベースから食品摂取と身長の関係を分析した結果、身長と強い正の相関が見られたのは、乳蛋白摂取量、総蛋白摂取量、総摂取エネルギー量でした。つまり、身長が高いほどそれらの摂取量が多いということです。ところが、日本やアジアの人々が多く摂取する植物性蛋白には逆の相関が認められたのです。欧米型の食生活が増えているので、将来は日本の平均身長はぐっと伸びるのではないかと思います。

 

🟩平和で政情が安定している国ランキング

治安が悪いとされる外国で一度も盗難に遭ったことがない私が銀座で被害を受けてしまいました。地下鉄の銀座駅で電車に乗るとき、何語か分からない言葉を話す3人のアジア系の男性に背後から押されました。混み合ってもいないのに何故?と思った瞬間電車の扉が閉じたのですが彼らは乗ってきませんでした。様子を見ていた乗客の忠告でバッグの中身をチェックしたところ、財布がありませんでした。巾着型のショルダーバッグで、無造作に物を入れているので毎回財布を探しだすのに時間を要するのですが、彼らは瞬時に見つけたのです。さすがでした。東京で電車に乗るときはどうか気をつけてください(^^;;  

 

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韓国人とアメリカ人中心の世界混合チームによるテコンドーの驚きのパフォーマンスです。


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ちょっと気になるワンショット

 

????

🎈顔はキャットフードのパッケージでした(^^)

 

白馬の王子様ならぬ・・・

🎈白馬に乗っていたのは花嫁でした(^^)

 

えっ〜

🎈コウノトリ

 

・・・

🎈「お兄ちゃんはボクよりも赤ちゃんの方が好きなんだ。」

 

ん・・・?

🎈育児に疲れたママみたい・・。「おねえちゃん、ボクを見てよ。」

 

談笑する夫と女性を見るオバマ夫人・・

🎈大統領、振り返らないで!好感度が高いミシェル・オバマ夫人の意外な一面。実は、「いい加減お喋りはやめて会議に集中しなさいよ」と戒めているのかもしれません。そうだとしてもこのワンショットは誤解されてしまいます。パパラッチの思う壺、怖いですね。

 

何か殺気が・・・

🎈全豪オープンの優勝杯を持つノバク・ジョコビッチ選手と準優勝のアンディ・マレー選手。表彰式では感動的な名スピーチをしたマレー選手ですが、決勝戦で敗れる悔しさは本人しか分かりません。自責の念に陥っている無意識な一瞬を偶然撮られた可能性も十分ありです。ナイトの称号を持つマレー選手、そう思いたいです。

 

ん・・UFO?

🎈二つの流れ星が重なって見えるのだそうです。なぁんだ・・・

 

どうした、ワンちゃん?

🎈「大好きなご主人は今彼女に夢中なんだ!」

 

風のイタズラ・・

🎈人間もおサルさんも所詮・・・(^^;;

 

イケメンなのに・・

🎈なぁんだ、鏡になっているのね・・

 

何、これ?

🎈ダイナミックなワンショット(笑)    *BOOM! = ドカーン!

 

一瞬を写したショットには動画では見えないストーリーが隠れていることがあります。また、その逆で、見えない事実が語らずじまいのこともあるということでしょうか。たった1枚のショットで物事を決めつけるのは危険ですね。

 

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男子の新体操。世界が驚いた岡山県立井原高校のパフォーマスです。


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「いただきます」に込められた日本の心

 

日本について、外国人からよく尋ねられることのひとつが、私たちが食前に唱える「いただきます」の意味です

これを読んでくださっているみなさんの多くは、「食べ物を粗末に扱ってはいけない」、「食べ物を残してはいけない」、「好き嫌いをいってはいけない」と言われて育ったことと思います。私も例に漏れずで、お陰で好き嫌いがほとんどなく、給食や外食で困ったことがありません。残り物を捨てることができず、いつまでも冷蔵庫に取っておいて結局は捨てることになるのですが、後ろめたい気持ちになります。

何故そんな気持ちになるのかというと、私たちが食しているものは、動物や魚類だけでなく野菜や果物などの植物もすべて命あるものだからです。私たちはたくさんの尊い命をいただいて生きている・・そう言われ続けて育ちました。「いただきます」は、貴重な命をいただくことへの感謝の気持ちを表すものです。

 

外国の人々は「いただきます」に込められた意味にみな感動します。命をもらって生きていることにまで考えが及ばなかったと言います。

私は「いただきます」は世界に誇れる日本の心だと思います。これが何処からきたのかわかりません。仏教では動物の殺生を禁じていますが魚類や植物には触れていません。もしかしたら古来神道アニミズム(存在するあらゆるものには霊魂があるとする思想)に由来するものかもしれません。

 

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外国の人から「いただきます」の意味を尋ねられたら、日本の心を伝えてあげてください。つたない英文ですがご参考になれば嬉しいです。

We live on living things which are including animals, fishes and plants.  In other words, we survive by having their precious lives. "Itadakimasu" shows our gratitude to them for keeping us alive.  In addition, "Itadakimasu" includes our thanks to all people who were involved in producing food and preparing meals.

訳: 私たちは、動物、魚類、植物など命あるものを食して生きています。つまり、私たちは彼らの尊い命をいただいて生存しているのです。「いただきます」は、私たちを生かしてくれる彼らへの感謝の念を表すものです。また、「いただきます」には、食物の生産と食事の準備に関わった全ての人々への感謝の気持ちが込められています。

 

🔸こんな表現もあります。

We feel guilty about wasting food.  (食べ物を捨てることに罪悪感を覚えます)

We feel uncomfortable to play with food.  (食べ物で遊ぶことに抵抗感があります)

スペインのトマト投げ祭り

 

もしも地球の自転が止まったら・・

 

星空は宇宙への扉であり空想の宝庫です。何万光年の彼方がどのくらい遠いのか、宇宙の向こうには何があるのか、生命体が存在する星は幾つぐらいあるのか・・答えが出ないことが分かっていても空想は尽きません。夜空の月と星がゆっくりと移動しているさまを見ていた時、地球がハイスピードで自転していることを思い起こし、もしこの自転が止まったらどうなるのだろうかと想像してしまいました。

 

ところで地球は何故自転しているのでしょう? 答えは、太陽も地球も惑星はチリが回転しながら合体してできたものなのでそのまま回転を続けているのだそうです。えっ、そんな単純な理由? ほとんどの惑星は同じ方向に回転していますが回転速度は違います。地球の時間で表すと、火星が1周するのに要する時間は地球と同じ1日で、金星は何と243日もかかるそうです。知ってましたか?ビックリですね。また金星は地球や他の惑星とは反対に東から西へ回転していて、ある時回転軸が反転したという説があります。ちなみに木星土星は10時間です。

近年自転速度が速くなったとの報道がありますが、長期的に見ると自転速度は遅くなっているそうです。地球が誕生した46億年前は1日が6時間、14億年前は18時間と徐々に1日が長くなっています。

 

自転と公転の速度

赤道は1周4万Kmで1日は24時間なので赤道上の自転の速度は「4万Km ÷24時間=時速1666km」になります。日本は緯度30度で計算すると1周の距離が赤道上より短いので速度は遅くなり時速1374Kmです。ジェット機の2倍のスピードで動いているのに私たちがそれを感じないのは私たちも周りの空気も同じ速度で動いているからだそうです。

太陽の周りを1年かけて廻る公転の速度はなんと時速11万Km・・といってもピンと来ませんよね。分速約1800km、秒速でいうと約30Kmです。ジェット機で約10時間かかる東京〜ロサンゼルス間を5分で、新幹線で16分かかる東京〜新横浜間を1秒で制します。私たちの宇宙船地球号は地球上には存在しない猛スピードで宇宙空間を突っ走っているのです。😱😱

地球の自転または公転が止まったらどうなるの?

自転が急に停止した場合、慣性の法則により自転速度で何もかもが進行方向(東)へ飛ばされます。新幹線の6〜7倍の速度で飛ばされるのでのその時点で人類は全滅です。北極と南極は自転速度がゼロに近いので生き延びる人がいる可能性がありますが生存は難しそうです。太陽に向いている側は半年間灼熱の昼が続き、反対側は半年間極寒の夜が続くからです。当然、農作物は育ちません。

自転がゆっくり止まった場合、吹き飛ばされることはないにしても、太陽に向かっている側は気温がどんどん上昇して灼熱の摂氏200度近くなり、反対側は気温が下がり極寒のマイナス150度になります。生物の生存は難しいでしょう。

公転が停止すると遠心力がなくなり、太陽からの重力との均衡が保てず、地球は太陽に向かって落ちていきやがて太陽に吸収されてしまうようです。

 

地球誕生から46億年、その間自転も公転も停止することは一度もなかったので心配することはないでしょう(^^)  万一起こっても、何が起きているのか分からないうちに意識がなくなるので、恐怖や苦しみを感じることはないようです(^^;; 

地動説は私たちには常識中の常識ですが、夜空を見上げていると天が動いているようにしか見えません。地動説を唱えた紀元前のギリシャの科学者、レオナルド・ダビンチ、コペルニクスガリレイは凄いと思います。宇宙観を一変させたことから、考え方を180度変える発想の転換を「コペルニクス的転回」といいますが宇宙に関する次のコペルニクス的転回は何でしょう。NASAが少しづつ公表しているUFOと異星人についてでしょうか? 興味津々です(^^)

 

🔹🔹🔹🔹🔹

天文学を発展させたヨーロッパのガリレイケプラーニュートンが活躍したのは17世紀。天文学の分野では日本も欧州に遅れをとっていませんでした。ずば抜けて面白かった一冊が天文学の祖、渋川春海の伝記小説「天地明察」(著者:冲方丁)です。江戸時代初期の17世紀、幕府御抱えの碁所方の名門、安井家に生まれた算哲(後の渋川春海)は囲碁には興味がなく、星の観測と数学に夢中でした。彼の才能に目をつけた時の老中の命で、21歳の算哲は幕府の役人と日本の緯度を計測する旅に出ます。歩幅で距離を測り、北極星の位置を観測し、数学を駆使して現代と違わぬ緯度を計測していく過程は感動的でした。その後、保科正之(第三代将軍家光の異母弟で第四代将軍家継の後見人)から日本の暦を制作する命を受けます。当時日本は中国古来の暦を使っていたため日蝕と月蝕の時期がずれていました。ところが旧来の暦で利権を守りたい朝廷の公家たちは大反対で、日本の発展のために暦を一新したい幕府と20年に及ぶバトルを繰り広げます。さながら上等のミステリー小説のようでした。この小説を読むと、幕府は学問や文化の発展に力を入れていたことが分かります。朝廷主体の政治が続いていたら日本はどうなっていたでしょう(^^;;    お薦めの一冊です。




 

知っているようで知らない論語 ⑥ 過ちて改めざる

 

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過ちて改めざる あやまちてあらためざる

これを過ちと謂う これをあやまちという

 

過ちを犯すことは免れないが、改めればよいこと。

過ちを犯しても改めない、これが本当の過ち。

 


孔子はやさしいですね。間違いは誰にでもあることだからと責めることなく、救いの道を示してくれています。とは言え、ついつい思い上がったり、偏見をもったり、物事を正しく理解する努力を怠ったりなどなど、同じ間違いを繰り返すこともあり、すべての間違いを改めることは容易なことではありません。それでも、間違いや勘違いに気づいて、改めようと努力をすれば、孔子先生は許してくれるのではないかと思います(^^)

 

論語の出典

 


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初詣は近くの赤坂氷川神社へ。除夜の鐘に合わせて行くと長蛇の列で軽く1時間待ちです。午前2時過ぎに行ってみると行列はなく、すぐにお参りできました。

若者に人気の各干支のキャラクター付きおみくじです。凶が出たら悲しいので買いませんでした(^^;;

撮影: ORIHIME

 

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新年にふさわしい爽やかなダンスを・・

ロシアの国立民族舞踊アカデミーのダンサーたちによる「水兵たちの踊り〜  Apple」。ソ連時代から国を代表する、伝統的ダンスにバレエと体操の要素を取り入れた無二のダンスカンパニーで、絶妙な脚技と一糸乱れぬ群舞は驚きです。監督&団長は2007年に101歳で亡くなったイーゴリ・モイセーエフ。彼らはロシアだけでなく世界の民族舞踊も踊るそうです。


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世界地図の落とし穴🌎🌏緯度により変化する面積   

 

私たちが普段目にする世界地図はメルカトル図法といい、緯度が高くなるにつれ面積が実寸より大きく表示されます。逆に緯度が低くなると面積は小さく表示されます。球体の地球を平面で表すことによる歪みであることはよく知られていますが、どのくらい大きく表されるのかを知る術がありませんでした。

近年、アメリカの二人のソフトウエア・エンジニアが画期的なアプリケーションを開発しました。緯度が変わるごとに変化する面積を視覚的に観測でき、各国のサイズを他の国と正確に比べることが出来るThe True Size Of ...」という優れものです。このアプリサイトでちょっと遊んでみました。


アラスカ州と日本を同じ緯度に並べてみると、あらら・・。地図上のアラスカは日本の10倍近く大きく見えますが実際はずっと小さく、日本はそれほど小さくないことがわかります(^^)

 

日本を異なる緯度に置いてみると、赤道上(緯度0度)が最も小さく北にいくほど大きくなります。

 

ロシア、アメリカ、日本の実際のサイズを比べてみましょう。上の図は、ロシア(グリーン)、アメリカ本土(ブルー)、アラスカ(オレンジ)、日本(レッド)それぞれの地図上のサイズです。下の図はそれぞれを同じ緯度に置いたものです。

 

ロシアと中国。上は地図上のサイズ、下は実寸での対比です。

 

カナダとオーストラリア。

 

北極圏で広大な土地を占める地図上のグリーンランド。オーストラリア、日本と実寸で比べてみるとオーストラリアより小さいことが分かります。日本もがんばっています(^^)

 

日本と北欧のスカンジナビア半島、イギリスとの比較です。

メルカトル地図とともに育ったといっても過言ではない私たち。しっかりインプットされた国々の想像を超えたサイズの違いに戸惑ってしまいました(^^;;   一方、新しい発見にワクワクしている私もいます。この画期的なアプリで遊んでみませんか?

The True Size Of で検索すると下記ページが表示されます。

 3つのカラーの形はどこかで見たことがありますね。色をクリックすると国名が表示されます。
左上の検索ツールに国名やアメリカの州名を英語で打ち込むと左下 About に候補が表示されるので該当するものをクリックします。該当する国が色付けされます。色の部分をドラッグして好きな位置に移動できます。比較したい国に被せたり、横に並べると実寸での対比ができます。同時に幾つもの国を色付けできます。クリアしたい場合は検索ツールの右下のClear Map をクリックします。

 

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サムライブルーの東京タワー。2022年12月21日撮影。

 

クリスマスの六本木。交差点から200mほど先の六本木ヒルズに向かう人の波。人がぎっしりでほとんど前進できません。六本木では見たことがない光景です。


クリスマスカラーの東京タワー。2022年12月25日撮影。

撮影: ORIHIME