知っているようで知らない論語 ④ 賢を見ては
賢を見ては けんをみては
斉しからんことを思い、ひとしからんことをおもい
不賢を見ては ふけんをみては
内に自ら省みるなり。うちにみずからかえりみるなり
優れた人物に出会ったら
自分もあんなふうになりたいと思い、
くだらない人物に出会ったら
我が身を反省しよう、自分にも覚えはないかと。
「人の振り見て我が振り直せ」という諺があります。「他人の行動を見て良いところは見習い、悪い部分は改めよ」という意味があるそうですが諺の由来は不明のようです。起源はこの論語ではないかと思います。
私の座右の銘は二つあり、ひとつは主体性を持つ重要性を説いた論語「和して同ぜず」(協調性を大切にするがやたらと妥協しない) と、この「賢を見ては」ですが、ついつい自分のことは棚に上げてしまいがちです(^^;;
耳が聞こえない赤ちゃんが Hearing Aids (補聴器)を装着して初めて音を聞いた時のリアクションです。(アメリカ)
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スカーレットちゃんは予定より3ヶ月早く生まれ、消化器系の疾患を発症。抗生物質の治療を受けたことにより聴力を失いました。この映像は、妹に呼びかけるお姉ちゃんの声を初めて聴いたスカーレットちゃんの反応です。無邪気な笑い声に癒されます(^^)