ORIHIME’s diary

利用していたブログサービスが閉鎖となり、旧記事とともに引っ越してきました。テーマは「好奇心、感動、そして感謝」です。

楽しい宿題〜インターナショナルスクール

 

親友の息子が通っていたインターナショナルスクールには、場所柄、各国の外交官の子どもが多く、30近い国籍の子ども達がいました。家で開く誕生会には様々な国の子どもたちが集まります。学校が日本語教育力を入れているので皆日本語が上手で英語圏以外の国の子どもは小学生でも3〜4ヶ国語を話しました。彼らにとって外国語は学問ではなく生活習慣の一部にすぎないのです。彼らには国境がなく、宗教、文化、人種の違いは友達関係に何の障りもありません。友達の宗教についても知っていて、禁じられた食べ物がある宗教の友達にはその食材の料理を取り分けません。そこには偏見も差別もなく、彼らにはごく当たり前の行動なのです。国際的ってこういう事なんでしょうね。子どもたちは母親が作った料理を一品持ってくるのがならわしでした。ピザ、ベーグルのサンドイッチなどその国の代表的な料理が多く、私はエジプトのナスと挽肉のトマト煮が好きでした(^^)

 

学校の宿題が面白くて彼と一緒に考えたことがあります。特に印象に残っている二つをご紹介したいと思います。どちらも、日本でいえば彼が小学校4年生か5年生の時でした。今から20年ほど前のことです。

 

🟢 自分の身体(全身)の体積を求める方法を考えよう。

どうやら学校で立方体の体積を求める方式を習ったばかりのようでした。「ウチのお風呂はどんな形?」「お風呂に入るとお湯がこぼれるよね。どうして?」と、幾つか質問をすると、「分かった!」と叫んで、水着姿でゴーグルとスケールを持って戻ってきました。お風呂に低温の温水を入れ、水面の高さにビニールテープで印をつけて、さあ本番😊 彼はお風呂に潜って上昇した水位を測ろうとしたのですが、お尻がぷかぷか浮いてしまい安定しません(大笑) 全身潜るのって結構難しいんです。お尻を軽く押してあげました。😉 

 

🟢 生卵を2メートル以上高いところから落としても割れない方法を考えよう。

◯プラスチックの袋にいれた生卵をタオルを敷いたザルに入れ、風呂敷で包んで傘をくくりつけ、2階から落としてみました。撃沈でした。

たまたま訪れていたパパの仕事仲間たちが加わり、子どもそっちのけでディスカッション。その結果、

◯ 小さめの箱を用意。プラスチックの袋に入れた生卵が箱の中で泳がないように、ハンカチ、ティッシュ、コットンを詰めて固定。厚めのクッションに箱をガムテームで固定して風呂敷に包み、傘をつけて2階から落としました。成功でした👏👏

 

大人もというより、大人の方が楽しんだ宿題でした(^^)

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