えっ〰️ この曲 そうだったの! 童謡編
「えっ、この曲はもともと◯◯だったの?」って驚くこと、ありませんか?
まずは聴いてみてください。日本で育った人なら誰でも知っている歌です。
イギリスの讃美歌「主よ、汝の祝福で我らを解き放ちたまえ」です。「むすんでひらいて」とそっくりそのまま同じ曲ですよね。原曲は18世紀のフランスのオペラ『村の占師』(Le Devin du village 1752年パリ・オペラ座で初演)の挿入曲ですが、日本へは19世紀に讃美歌として伝わったようです。
アメリカでは民謡「ローディーおばさんに言いに行っといで」 になったと言われていますが否定する人もいます。「年老いたガチョウが水車の池に頭を突っ込んで死んでいるとローディーおばさんに知らせに行って」とちょっと怖い内容で、驚いたことに子守唄としても使われているそうです😳
「むすんでひらいて」の前半と同じメロディーですが、前半だけで後半がないので同じルーツだと断定するのは難しそうです。
物心ついた頃から歌っていた「むすんでひらいて」が外国の曲だったとは驚き、というより、原曲があるなど考えたこともありませんでした(^^; もっと驚いたのが、作曲がジャン=ジャック・ルソー。18世紀の思想家ですが作曲もしていたとは知りませんでした。彼はフランス人と思っていたのですが正しくは現スイスのフランス語圏出身で、それも知りませんでした。どうでもいいことですが・・😅
そのまんまですね(^^)
ほかにも外国原産の童謡が幾つかあったのでアップします。どれもドイツの曲ですが、童謡のタイトル、分かりますか?
①
②
③
答え
① 「ちょうちょ」 ドイツ版は「幼いハンス」。好奇心旺盛なハンス坊やが冒険の旅に出て7年後に成長した姿で帰ってくるという歌詞です。「ちょうちょ」とは全然ちがいます。
② 「ぶんぶんぶん」 ドイツ版も「ぶんぶんぶん Summ summ summ」。ハチよ、こっちへ飛んでこい。困らせたりしないから、野原や森を自由に飛びまれと歌っています。曲は古いドイツ民謡で作詞はドイツ国歌の作詞で知られる19世紀に活躍したホフマン・フォン・ファラースレーベン。日本でもお馴染みの「カッコウ」も彼の作詞とか。
③「こぎつねコンコン」 ドイツ版は「きつねがガチョウを盗んだ」。ガチョウを返せ、さもなければ猟銃で撃たれて血だらけになるぞ。ガチョウではなくネズミで我慢しなさい〜 と、ちょっと怖い歌詞です。
「むすんでひらいて」ほか、どれも日本語の歌詞が自然でまったく違和感がありません。歌の意味も自然にすぅーと入ってきます。曲を生かすも殺すも歌詞次第で、半端ない作詞力を感じます。讃美歌を童謡に取り入れた発想もすごいと思いました😊
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「クラリネットをこわしちゃった」
🔻オ、パッキャマラド、パッキャマラド、パオパオパの意味
外国原産らしいとは思っていましたがフランスの童謡で原題は「クラリネットのドの音を失くしちゃった」という意味になります。これはドの音の出し方が分からないということで、クラリネットが壊れているわけではありません。よってお父さんはがっかりするだろうけれど、お父さんに叱られるという表現は出てきません。意味不明だったオ・パッキャマラドはフランス語で au pas (オ・パ) は一歩一歩、camarade (キャマラド) は仲間、同志という意味だそうです。これには2種類の異なった解釈があります。ひとつは、この同志とはクラリネットのことで一緒に一歩一歩前進しようとクラリネットに語りかけている・・もうひとつは、お父さんが息子に頑張って一歩一歩前へ進めと励ましている・・という解釈です。「オ・パ・キャマラド オ・パ・キャマラド オ・パ オ・パ オ・パ」はフランス語の歌詞にそのまま入っています。クラリネットの擬音かと思っていたのですが素敵な意味がある言葉だったのですね。
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両親は世界ダンス選手権ラテン部門の世界チャンピオンでダンススタジオと教室を経営しています。これは10年前の映像で公開後すぐに視聴回数が1千万を超えて話題になりましたが、YouTubeの規約に抵触する部分があるとして一時削除されてしまいました。
12歳になったウイリアムくん。今年9月にコペンハーゲンで開催されたブレイクダンスの世界大会Nordic Break League 2022 にill Will (ダンス病のウイリアム?)の名前で参加してトップ4に入りました。⬇️はトップ8に入ったときの映像です。金髪の男の子です。