ORIHIME’s diary

利用していたブログサービスが閉鎖となり、旧記事とともに引っ越してきました。テーマは「好奇心、感動、そして感謝」です。

男と女の違い 〜 近くが見えない男


※過去記事を手直ししました。

時に分かり合えない男と女。それもそのはず、男と女は同じ行動をとろうとしても脳の活発化する場所が違うため言動や感情に違いが生じ、男性ホルモンと女性ホルモンの働きの違いが男女間のさまざまな違いをもたらします。男と女は別の生き物なのです(^^)  

かつて、「話を聞かない男、地図が読めない女」というイギリス人とオーストラリア人の夫婦が書いた本がベストセラーになりました。左脳、右脳の働きによる男と女それぞれの得意、不得意分野を実例を挙げてユーモアたっぷりに説明しています。本はロングセラーとなり、近年、新装版に続き図解付き新装版が出版されました。

 

① 近くが見えない男

古代、狩猟の時代が長く続いた結果、狩人の男の脳には獲物を探すために必要なはるか前方を見る力がプログラミングされました。一方、女は凶暴な動物から子どもを守るために、男より視野が広く、近くのものに注意を払う能力を身につけました。

男に、台所にある調味料や冷蔵庫の中の物を持ってくるように頼んでもなかなか探し出せません。しびれを切らした女が行って見ると、探し物は彼の目の前にあったりします。遠くの居酒屋やキャバクラはいとも簡単に見つけ出すのに、家の鍵など目の前にある物を見つけられない・・それが男です。


② 話を聞かない男

90年代、脳のスキャン技術が飛躍的に進歩し、イェール大学の研究班は、言葉を話す時、男は右脳が、女は左右両方の脳が活発化していることを突き止めました。左右両方の脳を使う女は同時に幾つもの作業をこなすことができますが、右脳だけを使う男はその都度思考するので一度に一つのことしかできません。

例えば、

車を運転している時、後部座席のお喋りを男は雑音としか捉えられませんが、女は会話の中身を把握できるそうです。

野球中継に夢中の男に話しかけても返事は大抵うわの空です。テレビドラマをしっかり見ながら会話を成立させられる女からすると、「彼は私より野球が大事」と思ってしまいます。

 

③ 地図が読めない女

男は狩で筋肉と右脳の空間認識能力を発達させました。村に残った女たちは共同生活を通して会得したコミュニケーション能力に長けていますが、右脳の空間認識が不得手な傾向にあります。

空間認識能力とは、物のある場所や距離を即座に把握できる能力で、地図をよんだり縦列駐車をする時に重要です。イギリスの自動車学校の資料によると、縦列駐車を完璧にできた男性は82%で女性は22%だったそうです。

ナビシステムが今ほど充実していなかった頃、助手席でナビゲートした彼女は、地図を進行方向に合わせるので曲がるたびに地図はクルクル回転しました。そうしないと方向感覚が掴めないからです。距離感も掴めず、直前に「そこ左!」と叫んで彼に叱られました(^^::  

空間能力を要する職業はパイロット、建築家、レーサーで、圧倒的に男性が多いのも納得です。

 

あなたは彼女から「私を愛している?」って聞かれたことありませんか?彼女はあなたの愛情をわかっています。じゃあ、何故?と思いますよね。左脳の言語能力が発達している女は、物事を言葉で発することで、言葉を聞くことで、より納得して安心するのです。一言でいいのです。どうか言葉に出してあげてください(^^)

 

脳科学の専門家による学術書ではありませんが、「なるほど」と納得してしまうことが幾つもあります。「話を聞かず、近くが見えない男」にも、「地図が読めず、縦列駐車が苦手な女」にも、お互いの違いが分かっていると腹も立たず、笑って済ませることができます。エンタテインメント性が高い本で楽しめました。

 

 

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豆知識:カントリー音楽

カントリーミュージックというと初期のカントリーウエスタン(C&W)を思い浮かべる人も多いと思います。C&Wの泥くさい音楽はヒルビリーと呼ばれ、ロックと融合してロカビリーが生まれました。その後ダンス音楽として人気を博したカントリーは、近年、ポップスやロックとの境目がなくなってきています。カントリーロックで有名なグループはイーグルスで、CCRボン・ジョヴィオリビア・ニュートン=ジョンもカントリー曲を幾つも歌っています。最近では、16歳の時グラミー賞カントリー部門で4冠を達成したテイラー・スイフト、女性アーチストとして世界史上最多のアルバムセールスを誇るシャナイア・トゥエインらが世界の音楽シーンのトップで活躍しています。

私がカントリーに興味を持ったきっかけは、ディズニーの「アイーダ」のテーマ曲でした。エルトン・ジョンとデュエットしていたカントリー歌手リアン・ライムスの圧巻の歌唱力に驚いたのです。彼女のデビュー曲を聴いてさらに驚きました。13歳とは思えない歌唱に加え、メロディーが何故か懐かしくて心地よかったからです。聴いてみて下さい。

リアン・ライムス「ブルー」


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