アークヒルズのさくら祭♦️♦️昔ながらの紙芝居が大人気
1週間遅れの掲載になりましたが、東京赤坂アークヒルズで開催された恒例の桜祭りの模様です。すでに葉桜でしたが祭りの期間中、桜の花はがんばって散らずにいてくれました。
カラヤン広場。左手前はサントリーホール、奥はテレビ朝日のスタジオ、右手にはオフィスと店舗が入っている森ビルがあります。この日はサントリーホールが解放されて子どもたちが自由に入れるので小さな子どもたちでいっぱいです。
ステージから客席を見ることができるとあって、ロビーからステージへの廊下は人でぎっしり。「三密の掟」は過去のものになりました。
カラヤン広場のグルメ屋台: ピザ(1ピース¥400)、白湯鶏麺(¥1000)、クラムチャウダー(¥800)とチキンタコス(¥600) ほか、たこ焼き、お好み焼き、ハンバーガー、ベトナムフォー、パスタ、トムヤムラーメンなど選ぶのに迷います。
ものづくりワークショップ通り: 植物染め、ガラスの小物づくりなど楽しく体験できます。
和紙を使った絵作りが人気でした。
小さな盆栽作りも。
この日一番盛り上がったのは昔ながらの紙芝居でした。パフォーマンスが始まる前から会場は集まった子どもたちの熱気でムンムン。紙芝居アーチストのちっちさんが登場して挨拶をすると子どもたちは街中に響き渡るような声で「コンニチワ〜!」。お芝居の前にちっちさんからクイズが出されると、答が分かっている子も分からない子も全員が手を挙げて「はーい!」。正解の子どもは好きなシールを貰えます。紙芝居が始まると食い入るように見つめて集中する子どもたち。子どもも大人も一つになって楽しめました。
東京都公認の免許を持つちっちさんは、都の公園や指定の施設でパフォーマンスができるヘブンアーチスト。大人も子どもも引きこむ語り口はさすがのプロフェッショナルです。ちっちさんの紙芝居の自転車には昔ながらのお菓子と人気キャラクターのシールも積まれています。
日が暮れてライトアップで輝くさくら。
大人の時間〜森ビル3階のレストラン街は「さくら横丁」に。どの店も特別メニューでお客さんを迎えます。料理はどれもドリンク一杯とおつまみ一品がついて一律¥1000とお得(^^)
レストラン街「さくら横丁」では男性と女性の流しのアーチストが盛り上げます。「何かフランク・シナトラの歌を」のリクエストにパリなかやまさんは「マイウエイ」を素敵な声で熱唱。2000曲のレパートリーを持つなかやまさんはリクエストに即座に応えます。ここでもテレビではお目にかかれないプロフェッショナリズムを見ることができました。
撮影: ORIHIME (グルメ屋台とさくら横丁の料理の写真は、アークヒルズさくらまつり公式サイトから借用しました。)
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アニメ、SNS、オンライン&デジタルゲームが溢れている今日、子どもたちがアナログの紙芝居に夢中になる姿にはほっとするものがあり嬉しかったです。日本独特の文化が継承されていることを嬉しく思います。
期間中、弦楽四重奏、オペラ歌手など様々なコンサートがありました。サントリーホールが選んでいるだけあり、どのパフォーマンスもクオリティーが高く堪能しましたが、お琴とピアノのデュオ「山水美樹&大野理津」のパフォーマンスが特に印象的でした。ビバルディの「四季」、ジャズアレンジのジブリメドレーが面白く、日本の1年を唱歌と童謡で綴る「月めくり」は郷愁を誘い涙ぐむ女性がいました。大野理津さんのアレンジがおしゃれで、山水美樹さんの琴の音色がとっても素敵だったのです。
今年のさくらまつりでは、和の文化が際立っていたように思います。
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箏の音を聴きたくなりました。
坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」。編曲・演奏は沖政一志さん。箏演奏・作・編曲家。「夜を駆ける」など人気曲の編曲・演奏にも意欲的です。
🎶 南米の琴「アルパ」🎶
16世紀、南米の原住民は、キリスト教とともにヨーロッパから伝来したハープを、原地の材料で少しづつ改変を加え「アルパ」を完成させました。南米の琴アルパは、シンプルで明るい音色が魅力です。
日本には、アルパに魅せられて南米で修行した素晴らしいアルパ奏者が何人もいます。私は、日下部由美さんが南米で制作したアルバムを聴いてアルパの大ファンになりました。こちらはアルパの代表的な曲「カヒータ・デ・アルパ」。奏者はパラグアイでアルパを学んだ高木葉子さんです。
アルゼンチンのアルパ奏者Daniel Jordanさんの"神演奏" 「イエスタデイ」をお楽しみ下さい。