手作りの美術館
巨匠の絵画で遊ぶ贅沢
楽しみの一つが部屋に飾っている壁掛け絵画の入れ替えです。
美術館で買い集めたポスター、リトや絵ハガキから選び、
コラージュを作ったり、額に装飾を施して楽しむのですが、
手持ちのものだけで工夫する・・・それがわたしの美術館の原則です。
素材は主にポスターと絵ハガキで、リトも高価なものはなく、
額は街角で見つけたシンプルで安価なものばかりなので
費用がかかりません。
その時に気に入っている絵画を選ぶ喜び、そして
絵とその空間を楽しむための工夫・・・この過程がたまらなく楽しいのです
デュフィ「赤いヴァイオリン」
布製造花のバラとかすみ草をあしらい、ちょっと豪華にしてみました。
ピカソの作品を軸にしたオリジナル・コラージュ。
幾人もの作家の抽象画を取っ替え引っ替え組み合わせて、丸一日かかりました。
何人かの作家の絵を組み合わせてみたのですが、ピカソの絵に負けてしまう・・
というかパワーのバランスがとれないのです。結果、ミロ、フェルナン・レジェ、
ジョルジュ・ブラックといった巨匠の作品で落ち着きました。
マウントに幅広の包装用リボンをあしらってポップ感を出してみました。
この額は友人の手作りです。嬉しいプレゼントでした。
包装用のラッピングペーパーを切ってマウントに枠どり風に貼ると
不思議なことに絵と額がひとつになった感じがします。
カンディンスキー「サン・クルー公園=秋」
これはタペストリー風の布地プリント。ハンカチとしても使えます。
額に入れてみました。質感があり原画に近い雰囲気です。
マウントのサイズが合わないので、台紙に赤いラッピングペーパーを敷き
真っ赤なバラを添えてみました。意外とイケていて気に入っています。
上記すべて、あり物を使用したので、製作費は0円でした。
オリジナルのコラージュ作りはお勧めです。
楽しいうえに、思わぬ発見があります。
同じ絵柄を何枚も使い、一部を切りとったり、横に、斜めになど
様々に組み合わせてもすてきなコラージュができます。
PHOTOGRAPHY:ORIHIME