ORIHIME’s diary

利用していたブログサービスが閉鎖となり、旧記事とともに引っ越してきました。テーマは「好奇心、感動、そして感謝」です。

世界地図の落とし穴🌎🌏緯度により変化する面積   

 

私たちが普段目にする世界地図はメルカトル図法といい、緯度が高くなるにつれ面積が実寸より大きく表示されます。逆に緯度が低くなると面積は小さく表示されます。球体の地球を平面で表すことによる歪みであることはよく知られていますが、どのくらい大きく表されるのかを知る術がありませんでした。

近年、アメリカの二人のソフトウエア・エンジニアが画期的なアプリケーションを開発しました。緯度が変わるごとに変化する面積を視覚的に観測でき、各国のサイズを他の国と正確に比べることが出来るThe True Size Of ...」という優れものです。このアプリサイトでちょっと遊んでみました。


アラスカ州と日本を同じ緯度に並べてみると、あらら・・。地図上のアラスカは日本の10倍近く大きく見えますが実際はずっと小さく、日本はそれほど小さくないことがわかります(^^)

 

日本を異なる緯度に置いてみると、赤道上(緯度0度)が最も小さく北にいくほど大きくなります。

 

ロシア、アメリカ、日本の実際のサイズを比べてみましょう。上の図は、ロシア(グリーン)、アメリカ本土(ブルー)、アラスカ(オレンジ)、日本(レッド)それぞれの地図上のサイズです。下の図はそれぞれを同じ緯度に置いたものです。

 

ロシアと中国。上は地図上のサイズ、下は実寸での対比です。

 

カナダとオーストラリア。

 

北極圏で広大な土地を占める地図上のグリーンランド。オーストラリア、日本と実寸で比べてみるとオーストラリアより小さいことが分かります。日本もがんばっています(^^)

 

日本と北欧のスカンジナビア半島、イギリスとの比較です。

メルカトル地図とともに育ったといっても過言ではない私たち。しっかりインプットされた国々の想像を超えたサイズの違いに戸惑ってしまいました(^^;;   一方、新しい発見にワクワクしている私もいます。この画期的なアプリで遊んでみませんか?

The True Size Of で検索すると下記ページが表示されます。

 3つのカラーの形はどこかで見たことがありますね。色をクリックすると国名が表示されます。
左上の検索ツールに国名やアメリカの州名を英語で打ち込むと左下 About に候補が表示されるので該当するものをクリックします。該当する国が色付けされます。色の部分をドラッグして好きな位置に移動できます。比較したい国に被せたり、横に並べると実寸での対比ができます。同時に幾つもの国を色付けできます。クリアしたい場合は検索ツールの右下のClear Map をクリックします。

 

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サムライブルーの東京タワー。2022年12月21日撮影。

 

クリスマスの六本木。交差点から200mほど先の六本木ヒルズに向かう人の波。人がぎっしりでほとんど前進できません。六本木では見たことがない光景です。


クリスマスカラーの東京タワー。2022年12月25日撮影。

撮影: ORIHIME