ORIHIME’s diary

利用していたブログサービスが閉鎖となり、旧記事とともに引っ越してきました。テーマは「好奇心、感動、そして感謝」です。

星空〜究極のファンタジー 

わたしが読者登録をしている「るはまさん」が星空が好きで宇宙旅行を体験したいと書いておられました。わたしも想像力を掻き立ててくれる星空が大好きで、夜空の星から空想したことを書いたことがあります。南国の地サイパンで見た星空は近くて手を伸ばせば星に届くように感じ、南十字星は宝石のように輝いていました。世界の星空絶景スポットを巡ることができたら・・なんて、夢のまた夢です。

撮影: Shinyaさん 島根県 2013年

星空は空想の宝庫です。世界には星をテーマにした物語や歌が数知れずあります。何万年も前に消滅した星の最期の光を見ていることもあります。数万光年をかけて光を届けてくれる星がどのくらい遠いのか想像できますか。宇宙はどこまで続いているのか、宇宙の果てはあるのか、あるとしたらその向こうには何があるのか、空想は止むことがありません。

人種、文化、宗教が異なる人々がなぜ一様に夜空の星に魅了されるのでしょうか。もしかしたら、地球の生命体の起源が宇宙にあり、わたしたちの遺伝子に組み込まれている本能が何処かにある故郷を懐かしんで探しているのではないかと思う時があります。人体自体が小さな宇宙だという科学者もいます。以前遺伝子の書物を読んで衝撃を受けました。人間一人の体はおよそ60兆の細胞からできていて、その細胞のひとつひとつに遺伝子が入っており、ひとつの遺伝子には万巻の書に値する情報が組み込まれているそうです。その情報満載の遺伝子の大きさですが、世界中の60億人の遺伝子を全て集めても米一粒の大きさにも満たないというのです。誰が、何が、こんなにすごいものを創り出したのでしょうか。生命の起源の探究は地球規模ではなく宇宙規模の課題だと思いました。わたしたちは本能的にそれに気づいているのかもしれません。

 

宇宙は生きている! 

獅子座流星群
英語ぷらすサイトからお借りしました。

2001年11月の獅子座流星群は圧巻でした。近年観測できる最大の流星群とのニュースを見てすぐに友人たちに連絡し、翌日千葉県外房の海辺のペンションに集合。週末だったのでラッキーでした。夜中1時過ぎ、報道されていた時間ピッタリに星が流れ始めました。天文学ってすごいですね。上の写真のように幾つもの星が群れをなしてすごいスピードで流れていきます。空高く飛んでいるジェット機を見てもスピード感はないですよね。もっと高いと止まっているように見えます。それより遥かに遠い流星群があっという間に流れ去り、願い事をする暇もあリません。地球では体験できない、或いは創り出せないスピードが宇宙にはあるのです。宇宙は生きて動いている・・そう感じました。わたしたちは砂浜に仰向けに寝て、1時間ほど、夜空にひっきりなしに出現する美しい流星群を見ていました。寒かったので途中で引き上げましたが、温かかったら朝まで見ていたと思います。忘れることができない素敵な時間でした。

後に知ったのですが、星の観測地は高原か山頂が原則で、雲がかかりやすい夜間の海辺は適さないそうです。わたしは単純に障害がなく広い空を見渡せるからと海辺を選びました。そういえば海辺にある天文台なんて聞いたことがないですね。あの日はたまたま関東の高原や山間部は雲が多く、反対に海は快晴でした。無知が功を奏することもあるのですね(笑)