ORIHIME’s diary

利用していたブログサービスが閉鎖となり、旧記事とともに引っ越してきました。テーマは「好奇心、感動、そして感謝」です。

3年ぶり🔸🔹六本木アートナイト2022

 

9月17日 〜 9月19日

 

3年ぶりの開催です。六本木ヒルズ東京ミッドタウン国立新美術館ほか六本木界隈で実施されたアート・フェスティバルです。台風到来間近とあって連日の雨でしたが、たくさんの人で賑わっていました。日本語ではない言葉をはなす人が多く、私が話しかけた若い女性のグループは中国からの観光客でした。日本が好きで日本語を学んだという女性は綺麗な日本語を話してくれました。日中関係は政府間ではギクシャクしていますが、民間レベルでは仲良しです(^^)

 

 

「Tokyo's Landscape」by three

パステルカラーの組み合わせが綺麗で目を引きました。

不思議な質感があり、間近で見ると何とお弁当に入っているプラスチックのお醤油入れでした。一つ一つに色水が入っています。

 

 

「HIWADROME TYPE E」 by 檜皮一彦

約60台の車椅子を5メートルの高さに積み上げ、LEDと鉄の構造体を組み合わせた作品です。HIWADROME とは、檜皮とシンドローム(症候群)の合成語で、身体性の美しさとはかなさを表現するシリーズだそうです。白く塗られた車椅子が美しい色と光を醸し出していて幻想的です。閑かな美しさにしばし見惚れていました。

 

 


「NO   BORDERS - 画家松井守男とアートな仲間たち」by NPO 法人虹色の風

自閉症の子どもと親を支援する NPO法人のプロジェクト。光の画家松井守男さんの壮大な作品に子どもたちの作品が自然に共鳴していました。アートの心には障害だけでなくあらゆることに垣根がないと訴えているようで感動しました。border をあえて複数形にしているのはそのためかと。

 

 

バルーンアート by 村上隆

高さ10mの巨大なドラえもんと高さ2mのドラえもん6体が六本木ヒルズアリーナで公開されていました。巨大なドラえもん村上隆さんの作品で、小さい6体は村上さんがキュレーションした(どういう意味?)アーチストによるものだそうです。ドラえもんは子どもにも大人にも大人気です(^^)

おしゃれに着飾ったドラえもんを背景に新体操、一輪車、ジャズダンスのパフォーマンスが披露されました。中国の女性たちと一緒に楽しみました。中国は体操競技が強く、上海雑技団のアクロバティックなパフォーマンスを見慣れている彼女たちがどう感じたか聞いてみると、とても美しくて楽しかったと褒めてくれました。私的には、チーム別のパフォーマンスは素敵でしたが、3つのチームの合同パフォーマンスがてんでバラバラで勿体ないと思いました。

※"キュレーション"をIT用語の"まとめる"という意味で使っているようです。このイベントの案内書には外国語を訳のわからない形で使っていることが多く残念に思いました。近頃の傾向ですが。

 

 

「The Big Flat Now」by 松田将英

ナウでフラットな時代、攻撃機動隊で知られる「笑い男」と絵文字の笑い泣きをマッシュアップした(これもどんな意味?)作品だそうです。なんだかよく分かりませんが、東京ミッドタウンエスカレーターホールで目立っていて、なぜか気になりました。

 

 

「新聞紙とガムテープに包まれた凱旋門エッフェル塔」 by 関口光太郎と六本木の人々

東京ミッドタウンのデザイン館で開催されている展覧会「クリストとジャンヌ=クロード“ 包まれた凱旋門“」の関連プロジェクトです。ぱっと見た目は木の彫刻のようで、ユニークで面白い作品でした。

今は亡き芸術家カップル、クリストとジャンヌ=クロードが1960年代に”提案した“布で包む芸術“。昨年パリで再現されて話題になりました⬇️。人々は見るだけでなく触ることができます。クリストの言葉です。「布は覆われたものを官能的にします。布で隠された身体がその美しいフォルムをより強調するように、人は布で覆われたものを触りたいという衝動に駆られるのです」

 

 

「Polychromatic Skin - Gender Tower」by 増田セバスチャン

Polychromaticとは、"多色"という意味だそうです。「私たちの皮膚の下にはカラフルな血が巡っている。人種、宗教、性別、国籍など、あらゆる壁を突破して繋がる手段を我々は既に持っている。」との考えのもとに、⬇️は様々なマテリアルを用いてカラフルなジェンダーを表現したタワーだそうです。六本木交差点の時計塔を包み込んでいて華やかです。

アートを脱いだ時計塔です。



🎶〰️ 若者の感性についていくのは大変ですが(^^;; 、新しくて、楽しくて、驚きもある、固定概念に縛られないアートな時間を過ごさせてもらいました。感謝です(^^)

 

撮影 ORIHIME  (パリの布で包まれた凱旋門の画像を除く)