ORIHIME’s diary

利用していたブログサービスが閉鎖となり、旧記事とともに引っ越してきました。テーマは「好奇心、感動、そして感謝」です。

それは素朴な疑問から始まリました・・ 

テレビでゴキブリ退治の映像を見て思いました。生命力旺盛なゴキブリをあっけなく殺してしまう台所洗剤って人間に安全なの? 何ヶ月も使える化粧水や乳液ってどんな防腐剤が入っているの? 20年ほど前、そんな疑問を持った私は関連する書物を読みあさりまし…

えっ〰️ この曲 そうだったの! 童謡編

「えっ、この曲はもともと◯◯だったの?」って驚くこと、ありませんか? まずは聴いてみてください。日本で育った人なら誰でも知っている歌です。 イギリスの讃美歌「主よ、汝の祝福で我らを解き放ちたまえ」です。「むすんでひらいて」とそっくりそのまま同…

珠玉のミュージカル曲 隠れた名曲 ④

1945年のミュージカル映画 (アメリカ) ステート・フェアから 春の如く It Might As Well Be Spring 隠れたというより、ジャズで歌われるこの曲の"出自"を知る人は少ないように思います。ミュージカル映画「ステート・フェア」のナンバーで、作詞作曲は「王様…

オルフェウスの窓 vs. ベルサイユのばら

当ブログに最も多くのアクセスをいただいている記事は漫画「オルフェウスの窓」に関するものです。特に人気キャラクターの「レオニード・ユスーポフ」と「年表」の二つの記事がGoogle、Yahoo 両方の検索結果のトップに挙げられ、ほかの記事も双方のトップペ…

3年ぶり🔸🔹六本木アートナイト2022

9月17日 〜 9月19日 3年ぶりの開催です。六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館ほか六本木界隈で実施されたアート・フェスティバルです。台風到来間近とあって連日の雨でしたが、たくさんの人で賑わっていました。日本語ではない言葉をはなす人が多…

撮り損なってしまいました😱

中秋の名月・・・と ライトダウンした 東京タワーのツーショットを。 中秋の名月の土曜日は快晴で雲ひとつなく、絶好の月見日和でした。満月の夜は東京タワーの上半分がライトダウン(消灯)されます。東京タワーと夜景の眺望絶景を楽しむため、六本木ヒルズに…

英語で学ぶイタリア語

イタリア語を学んだことがあります。イタリアが好きなことと、イタリア語の発音が日本語に近いからでした。因みに、「student 」はイタリア語で「studente」 で、styudenteと発音したところ「Oh no, americano」と嫌がられました。「ストゥデンテ」とカタカ…

盛り上がるアメリカ生まれのお絵描きゲーム

Picture-nary ピクチャナリー 絵を描いて当てるだけというシンプルなゲームです。昔、アメリカ人の知人宅で初めて体験した時、面白くて楽しくて夢中になりました。ゲームは盛り上がって朝まで続き、20人ほどの参加者で居眠りした人は一人もいませんでした。…

楽しい宿題〜インターナショナルスクール

親友の息子が通っていたインターナショナルスクールには、場所柄、各国の外交官の子どもが多く、30近い国籍の子ども達がいました。家で開く誕生会には様々な国の子どもたちが集まります。学校が日本語教育に力を入れているので皆日本語が上手で英語圏以外の…

知っているようで知らない論語 ⑤ 言を以って

君子は言を以って人を挙げずくんしはげんをもってひとをあげず 人を以って言を廃せずひとをもってげんをはいせず 優れた人物は、話が上手いからといっておいそれと推薦したりしない。 行いが良くないからといって意見を無視することもない。 「彼はいいこと…

見立ての世界 田中達也

論語は1回お休みします。 今、海外で話題の「見立ての世界〜ミニチュア・アート」。2018年の旧記事を一部再掲載したいと思います。下記は2018年9月に鑑賞した展覧会です。どれも好奇心を満たしてくれましたが、とりわけワクワクしたのが田中達也さんの「見立…

知っているようで知らない論語 ④ 賢を見ては

賢を見ては けんをみては 斉しからんことを思い、ひとしからんことをおもい 不賢を見ては ふけんをみては 内に自ら省みるなり。うちにみずからかえりみるなり 優れた人物に出会ったら 自分もあんなふうになりたいと思い、 くだらない人物に出会ったら 我が身…

知っているようで知らない論語 ③ これを知るものは

これを知る者はこれをしるものは これを好む者に如かずこれをこのむものにしかず これを好む者はこれを楽しむ者に如かずこれをこのむものはこれをたのしむものにしかず それを知っている者は それを好む者には及ばない。 それを好む者は、それを楽しむ者には…

知っているようで知らない論語 ② 吾れ十有五にして

吾れ十有五にして学を志すわれじゅうゆうごにしてがくをこころざす 三十にして立つさんじゅうにしてたつ 四十にして惑わずしじゅうにしてまどわず 五十にして天命を知るごじゅうにしててんめいをしる 六十にして耳順うろくじゅうにしてみみしたがう 七十にし…

知っているようで知らない論語 ① 学びて思わざれば

学びて思わざれば罔し。 思いて学ばざれば殆うし。 (まなびておもわざればくらし。おもいてまなばざればあやうし。) 本を読んでばかりで考えることをしないと知識が混乱するだけ。 空想にふけるだけで読書を怠ると独断しがちになる。 まだ学生だった頃、阿川…

珠玉のミュージカル曲 隠れた名曲 ③

1967年のミュージカル映画(フランス) 「ロシュフォールの恋人たち」 「シェルブールの雨傘」のジャック・ドゥミ監督、作曲家のミシェル・ルグランとカトリーヌ・ドヌーブが再びタグを組んだミュージカルです。前作のテーマ曲が有名すぎて、その陰に隠れてし…

ミシュラン・ランキング???

当初からよく分からないのがミシュランの評価基準です。東京の馴染みのあるいくつかのエリアを見ても、地元で長年愛されている店が一軒もありません。星を与える基準は(1)素材の質(2)調理技術の高さと味付けの完成度(3)独創性(4)コストパフォーマン…

難解な歴史を漫画で楽しく学ぶ(^^)

ロシア革命を楽しみながら学びたい方にお薦め オルフェウスの窓 作絵 池田理代子 全18巻 ロシア革命が描かれている「オルフェウスの窓」 20世紀初頭、ドイツにある男子の音楽学校で出会った3人の物語。一人は貴族の愛人だった母親の策略で家督と財産を…

珠玉のミュージカル曲 隠れた名曲 ②

1965年のミュージカル映画 サウンド・オブ・ミュージックから すべての山に登れ Climb Every Mountain 「ドレミの歌」、「エーデルワイス」、「もうすぐ17才」や、今やジャズの定番になった「私のお気に入り」のポップな華やかさはありませんが、どんなオペ…

アメリカの音楽ファンを魅了した日本人

ロサンゼルスにトルバドールというライブハウスがあります。エルトン・ジョンが彼の自伝映画「ロケットマン」の中で出演した実在の歴史あるライブハウスです。 60年から70年代、ジェームス・ブラウン、ニール・ダイヤモンド、エルトン・ジョン、キャロル・キ…

珠玉のミュージカル曲 隠れた名曲 ①

1986年初演のミュージカル (イギリス) 「オペラ座の怪人」から Wishing You Were Somehow Here Again (あなたにもう一度逢いたい) アンドリュー・ロイド・ウェバーのこの作品は名曲ぞろいで、迫力満点のテーマ曲「オペラ座の怪人」ほか「ミュージック・オブ…

星空〜究極のファンタジー 

わたしが読者登録をしている「るはまさん」が星空が好きで宇宙旅行を体験したいと書いておられました。わたしも想像力を掻き立ててくれる星空が大好きで、夜空の星から空想したことを書いたことがあります。南国の地サイパンで見た星空は近くて手を伸ばせば…

オル窓とわたし ① 80年代のレーゲンスブルク

ドナウ川にかかる橋から見たレーゲンスブルクの街並み この作品の存在を知ったのは80年代半ばでした。「ベルばらの作者によるロシア革命を背景に描かれた壮大なストーリー」といった感じの記事を読んで即、渋谷の漫画専門店で18巻全巻を購入。1巻360円でし…

オルフェウスの窓 TIMELINE 時系列・年表

オルフェウスの窓 TIMELINE (時系列・年表) 第1~18巻から読み解いた時期と歴史上の年月を併せて掲載。 オルフェウスの窓大事典は参照していません。 年 月 巻数 ドイツが舞台(主にレーゲンスブルク) オーストリアが舞台(主にウィーン) ロシアが舞台(…

オルフェウスの窓 魅力ある登場人物 ヴィルクリヒ先生

オトコマエ ヴィルクリヒ先生 ヘルマン・ヴィルクリヒ 好きなキャラ・リストにはまず挙がってこないヘルマンですが、ひとりの男性としてみるとなかなか魅力的です。金持ちや有力者に媚びることがなく、純粋に芸術を追求する姿はステキです。クラウスのタメ口…

オルフェウスの窓 魅力ある登場人物 ドミートリィ

ヴァイオリンの名手ドミートリィ ドミートリィ・ミハイロフ この壮大なストーリーの中で登場するのはほんの僅かですが強烈なインパクトがありました。6歳だったアレクセイの(筋が通っているとはいえ)おばあさまへの無礼な態度を笑い飛ばし、彼のやんちゃ…

オルフェウスの窓 魅力ある登場人物 ダーヴィト

オトナの魅力 ダーヴィト ダーヴィト・ラッセン わたしが恋人にしたいキャラ、ナンバーワンです。ユリウスが女の子であることを誰よりも早く見抜きながらも、知らないふりをしてユリウスに接していました。包容力があり、ユーモアのセンスが抜群で博識、いつ…

オルフェウスの窓 魅力ある登場人物 レオニード

頭脳明晰 クールなレオニード レオニード・ユスーポフ 彼はいつ何時も自分がなすべきことを理解していて、私情に捉われることなく進むべき道を進む人です。常に自身を律していないとできないことですよね。暴走する列車から弟のリュドミールを救ってくれたア…

オルフェウスの窓 魅力ある登場人物 イザーク

ピアノコンチェルト「皇帝」を弾くイザーク イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイト 誠実で文字通り優等生、イザークはいつも冷静で感情が安定しています。辛い境遇にも人を羨むことがなく、人生の哲学をしっかりと持っている彼からは両親の素晴しい人柄が…

オルフェウスの窓 魅力ある登場人物 アレクセイ (クラウス)

革命の闘士 アレクセイ・ミハイロフ アレクセイ・ミハイロフ ドイツ名 クラウス・ゾンマーシュミット 茶目っ気があり、子ども時代からまったく変わらないやんちゃぶりが魅力的です。初めてこの作品を読んだ80年代、若かったわたしはクラウスに夢中でした。上…